- 誤報、虚報があると、「メディアの取材能力が落ちた!」という声があがる。20年間、マスコミ業で食ってきた私は、こうした意見は間違ってると、断固として主張したい。取材力は落ちてない。昔から、この程度でした。ただ、ネット上で批判、反論できるようになって、その事実が明確になっただけです。
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「メディア化する企業はなぜ強いのか?」小林弘人 著
インフォバーンの小林さんの著作。企業における自社メディアの作成、利用の重要性を説いた本。
「テレビなどの従来のマス広告は、移り気な生活者をまとめて誘導できるが、あくまで移り気で固定客にはなりにくく、逆に自社メディアとソーシャルメディアの連携は固定客を囲い込む施策となりえる」と本書にあるが、これは企業を友達として見れば、マスを通して見える企業はインパクトの強い転校生、自社メディア&ソーシャルメディアを通して見える企業は、幼稚園から一緒で親友と呼べる地元の友達になりえるといったところだろうか。この点だけでも自社メディアをもつ重要性がわかる。
また、自社コンテンツを考える場合、
「フリーにしていいもの、プレミアムなものを仕分けしないと、オンライン上でコンテンツ販売はできない。潤沢な情報は無料になりたがり、稀少な情報は高価になりたがる。」という視点も非常に参考になる。本書は一般企業のメディア化+ソーシャルメディアについての話が多いが、マスメディア企業(例えばテレビ局)のメディア化+ソーシャルメディアはどうなんだろう?という疑問がわく。もちろんマスメディアはメディアなので、メディア化はしてる(これ、当然)。ただ、ソーシャルメディアとの連携という点では一般企業同様、チャレンジの余地が多くある。例えばテレビ局というマスメディア企業が、ソーシャルメディアを使って生活者と直にコミュニケーションすることで(これマスメディアにとっては革命的なことでは?)、企業としてこれまでのインパクトはあるけど、すぐにいなくなっちゃう転校生だったのが、地元の親友になるように、信頼を得ることができるようになる可能性がある。
また、マスメディア企業としてだけでなく、コンテンツ(番組)もソーシャルメディアと連携することでより楽しさを提供できるのではないか?TuneTVなどのアプリがあるが、「番組みてるよ」を共有するチェックインアプリをフェイスブック上で展開、番組チェックインの多さでバッヂ提供、番組で紹介など、フォースクエア的なゲーミフィケーションをコンテンツ(番組)に絡めることで、より楽しさを生み出すことができるかもしれない。上記を中心に、非常にヒントをもらえる著作だった。
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- さらに最近登場してきたPinterestは、大半がボタンを押すだけでもコンテンツが作成できてしまう。敷居の低いメディアと言える。でもコンテンツ作成が手軽になっていっても、口コミ効果は後発サービスほど高まる傾向が見られる。ソーシャルキュレートに重きを置いたPinterestのようなサービスとして、Snip.itや改版Storifyなども後追いしており、ソーシャルメディアの新たな潮流を生み出していきそうだ。